ハックルベリーフィン

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メルヘンチックすぎて、40を過ぎて言う言葉ではないのですが、
ハックルバリー・フィンが好き!
です。
はい、19世紀、マークトゥエインによって書かれたグレート・アメリカン・ノベルとして名高い
トム・ソーヤーの冒険の登場人物でもあり、ハックを主人公にした「ハックルベリー・フィンの冒険」も名作。
小学生のころ小説を読み、ハックに憧れました。
トム・ソーヤーに、ではなく、ハックに。
最初はホームレスのような暮らしをしていたハックでしたが、小説で描かれる彼の個性は、
とても自由で、自分の意志を持ち、それが輝いて見えました。
それが、今「ハックルベリー・フィン症候群」なるものがあり
それはどういうものかというと・・・
規律を嫌い、自由を求める症状のこと。たとえば学校に通わない、仕事が長続きしない、
欠勤が多い、ゲーム漬けになってしまうなど怠惰な行動を示す症候群なんだとか。
名付けたのはJ・C・セガン。
(認知障害のある子どもたちの研究をしたエドゥワール・セガンとは別人です。)
ハックルベリー・フィンは、アウトローではあったかもしれませんが今の時代に生きても「仕事」は果たすし
ゲーム漬けにはならない気がします。
「自由を求める」ことと、
「社会のルールに従わない」ことは別物だと思うんですが、いかがでしょうか。
サルトルは「自由には責任が求められる」って言っていました。
本当の自由って、怠惰では勝ち取り得ないものだと思うのです。