ヘアドネーション。

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7才の娘が、伸ばした髪を寄付したいと言い出しました。
ヘアドネーションです。
寄せられた人毛で、医療用ヘアウィッグを作る取り組み。
母親が受けた肝炎治療で、お子さんに脱毛症状が出てしまったケースなど、先天的後天的に脱毛に悩む子供たちは、私などが想像したよりずっと多いことに驚かされました。
日本では十数年前から始まった取り組みで、柴咲コウさんや相武紗季さんなどがドナーになったことで知名度も上昇。
受け入れについてはいくつかの有名な団体があり、15センチから(インナーウィッグ用として)受け入れている団体や、海外と同様31センチからの受け入れをしている団体など。
娘と相談して、ジャーダックに送ることに決めました。
理由は、今までのウィッグ製作数や、今ウィッグを待っている待機人数など情報が公開されていることなどです。
髪のコンディションについて記入するドナーシートなど、注意事項はいくつかあって・・・
最も大切なことは「美容院でシャンプーした後の濡れた髪ではいけない」ということなのだとか。
濡れた髪を送付すると、カビてしまったり、そのカビが同様に集まれれていたほかのドナーの髪にまで移ると、全部破棄しなくてはならなくなるような事態も…
ですから、
*ヘアドネーションしたい、と美容院にあらかじめ伝える。
*ドナーシートや送付手続きなどはあくまで自分で。(受領書も一か月ほどで送られてくるんだそうですよ)。
娘から影響を受け、私も・・・と思いましたが、
長さがまだ足りず、断念。
自分から、物心ついてからずっと伸ばしてきた長い自慢の美しい髪をヘアドネーションに…と言い出した娘を、心から誇りに思います。
母からするとついこの前生まれたばかりなのに(笑)
7才って、もういろんなことを自分で考え、決断できるのですね。
かっこいい!
なお、ヘアドネーションについて調べてみると、私たちの住む地域でも、小学生の男の子がドナーになったという出来事があったのだとか。
少年のお母様が癌を患ったことをきっかけに髪を伸ばしたのだそうです。
何よりも少年のやさしさに感動したとともに、少年が長い髪でも、偏見を持たなかった周囲のスタンスが「当たり前」だといえる世界であることを願った今日でした。