娘の卒園式

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先日娘が幼稚園を卒園しました。

新型コロナウィルスの影響で、在園児の列席はなしになるのではないかなど直前までいろいろ心配されたものの、マスク全員着用という例年にはない状態ではありましたが、無事に卒園式がお友達と一緒にでき、親としてはただただ感謝でいっぱいです。事前に家族からの参列人数をアンケート調査し、その人数分の椅子の身を準備することで、椅子と椅子の間隔を最大限空ける、などといった対処がとられ、先生方、保護者役員の方々のご配慮やご厚意に頭が下がるばかりです。

こんなにも感動するものなのですね!もう、本当に涙涙の卒園式でした。感謝ばかりが溢れ、我が子にも感謝。よくぞこんなにすくすくと成長してくれました、と。

娘は、年少から3年間ずっと担任の先生が同じだったのですが、この先生が若くて経験が少ないはずなのにもかかわらず、本当に素晴らしい先生だったんです。一人一人の個性をこまやかに観察する能力が極めて高く、一番最初の年少さんのときの二者面談では本当に驚いたくらい!たった数ヶ月で、まるで親の私のように娘の性格、癖を理解してくださっていたんです。心からたのしい時はこう笑う。我慢しているときは、こんな仕草をする。お友達に対してこういった接し方をし、クラスの中ではどんな存在になってきている…本当に、びっくりした時の衝撃が今でも忘れられないほど!こんな先生に受け持っていただいて、娘は運がいい!と思いました。

特にその先生の素晴らしかったのは、「リフレーミング」能力だったように思います。これはどういうことかというと・・・。

例えば私が二者面談で娘の個性を「甘やかして育ててしまったため、ワガママな一面があるかもしれない」と伝えた時。「それは、自分の意思を持ち、主体性をもって行動できるということ」と、先生は評してくださったんです。(今思えば、その先生は当時22.23歳くらい。すごい!!!!!!いや、年齢って関係ないのかもしれませんね。)

リフレーミング、というのは、自分のものさし、とでもいうべき「枠組み」でとらえた物事を、別の枠組み(別のものさし)で測って見ることを指します。

少し、子供に向ける表現にありがちな言葉をリフレーミングしてみましょう。

泣き虫→感受性が豊か

怒りっぽい→情熱的

行動が遅い→慎重、丁寧

落ち着きがない→活発、元気いっぱい

飽きっぽい→好奇心が旺盛

などなど。

同じ状態、例えば行動が遅いことひとつを取り上げたとしても、いい面悪い面の両方の評価を持つことで、いいところは伸ばし、直した方がいいところは、どうやって直したらスムーズかもおのずと見つけ出しやすくなる。

そうやって、娘自身が望むやり方、嫌がらないやり方で自信をつけさせ、成長を促してくださった3年間。(あぁ、やばいまた泣きそう。笑)娘の担任をしてくださった先生を見習って、私も短所を短所と思い込みすぎないよう子育てをしていきたいと思います。

この春卒園、卒業を迎えたすべての子供たちへ、おめでとう!!!