父の友情

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89歳になる父の幼馴染は、多くが天寿を全うされている。その中で、3歳年下の近所に住む一人の友人が、今、友人の中で最もかけがえのない存在になっているようです。

天気の良い日には、車庫の屋根の下で語らう。夏は汗ばみながら、冬はストーブに当たりながら。

先日89歳の誕生日を迎えた、翌日。いつものようにその車庫へ出向いたかと思ったら、たくさんのトマトを手に帰ってきました。

「もらった」と、少しはにかみながら、でも何でもない風を装うかのようにそっけなく口にした父。

 

「誕生日やったんか?なら、これ持っていけよ。」そんな感じの誕生日プレゼントだったのかなと想像しています。

1931年、昭和6年生まれの父にとって、誕生日を祝う習慣は、ちょうど私たちの世代がハロウィンを祝う心境と同じく、「いつ頃からだったたかなぁ?世の中で祝う風習が出来て騒ぎ始めたのは。」そんな感じなのかもしれません。歳と取るのは、正月を迎える日にみんなで一斉に。つまり、数え年で年齢を数える風習ですね!(余談ですが、いまだに我が家では、大みそかのことを『としとりの晩』=歳をとる夜と言います。)

89歳になって、日常を共にし、変わらない友情。私にもそんな友人がずっといてほしいな。

ささやかに友人の出来事を共に祝う人でありたいし、

ささやかに友人にともに祝ってあげたいと思ってもらえるような人でありたい、と思いました。

 

友情は、健康にいい。そんな説もあります。

オーストラリア、アデレードにあるフリンダース大学の高齢化研究センターが研究したところによると、親族(つまり家族、親せき)の関係よりも、友人とのネットワークこそが、寿命を延ばす可能性が高いのだそうですよ。

友人との関係を大切にする、その友情のネットワークを広く持つ人は血圧が高く、またストレスも少ないために、免疫機能など体と心の防御メカニズムがとても強固だと分析されたのだとか。

 

大親友が、愛知県一宮市にいるのですが、先日めでたく結婚。飛騨の男性を紹介して飛騨に移住してもらう私の計画は断念、笑。友人は、得難く、かけがえのないものですよね。リモートを使って、という友人との会話スタイルの未来が身近に感じられる昨今。友情は距離に負けないと信じつつ、今日はこの辺で。