人から人へバトンを渡す、リレー形式の〇〇チャレンジというのがブームになっていますね。主人も7日間ブックカバーチャレンジを実践していたり、友人もおにぎりリレーに参加していたり。
また一方で、休校措置を受けて自宅にいる子供たちと一緒に、料理をしたりお菓子作りをしたりする写真もSNSに多くUPされていて、見ているこっちまでほっこりします。
と、そんな状況を見ていてふと思ったのが、いま挙げたものが「ストレス解消」に効果的だと言われているということ。
料理、読書。これらは脳内にリラックス作用があると言われているんです。
ストレスを感じると、扁桃体が興奮し、ネガティブな発想が次々と頭に浮かんできてしまう状態に陥ります。要は、扁桃体がネガティブになるカギということですね。
読書をすると、本の中の世界=日常とは別世界に入り込み、扁桃体の活動は鎮まります。
また、人間はそもそもコミュニケーションを求める生き物。孤独感を感じることは、自覚する以上に大きなストレスになっているんですよ。本の中の人間になりきって「共感する」という脳の働きを促すことで、共感体験が引き起こされ、脳が感じるコミュニケーション不足からくるストレスを、大幅に軽減させることができるんです。
料理の方はどうか、と言いますと、料理もまたレシピという物語の中を潜り抜け、おいしい料理というハッピーエンディングに到達する。料理を作っている、ただそこの部分においては例えばポテトサラダを作ることだけに集中していることによって、扁桃体は鎮まるんです。=鎮静作用がある、ということ。
本能的になのでしょうか、誰かの意図なのでしょうか、このブームは。
料理にせよ、本にせよ、リレーのバトンが回されたら、やってみるのもストレス解消には有効かもしれませんよ!