グループ②

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特定の友達と遊ぶようになったという小学2年生の娘の小学校生活。
1年生の時にはなかったことです。
そう、グループ化は成長段階。
前回のブログで、ギャング・グループについて書きました。
ちょうどスポーツクラブが盛んになる小学4年生から高学年の、特に男子にみられる、と。
そのグループ内でしかわからない言葉を使ったり、共通の話題で盛り上がる「仲間」意識です。
一方女子の成長段階で特徴的と言われているグループ化が、「チャムシップ」と呼ばれるもの。
心理学者サリヴァンによると大人との関係以外で、子供にとって初めて構築される連帯意識を持つ関係だともいわれています。
「トイレ一緒に行こう」とか「同じ消しゴムを持とう」とか
同じ嗜好性を持つのが特徴。
「そんな没個性のような関係なんていらないのでは?」と考える方も多い(同時期の私自身も、そう思っていました。「みんないっしょに、なんて・・・」と。)
かもしれませんが、
必要だといわれる理由が「自己効力感をはぐくむ」という側面があるからだといいます。
この時期に連帯意識を持ち、そのグループの中で
「親や家族以外にも、自分の居場所がある」ことを感じられて初めて、
「自立」の道を進んでいくんですね。
先日のギャンググループでも、またチャムシップ(チャム・グループ)でも
そこから外れた時には「疎外感」「孤独感」が生まれがちです。
子供の成長には、何かしら毎日驚くことばかりですが、
普段「見せない部分」だからこそ、子供が疎外感などで悩んでいないだろうか、と
あたたかく見守っていきたいものですね。