ゴメンとかありがとう、とか。

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ゴメン、とかありがとうとか、サッといえる人と、なかなかいいにくい人がいます。

つい先日も、友人から「教えてほしい」と頼まれたことを、細やかに教えてあげた(とかって言うと偉そうですが(汗))とき、「なるほど、了解です」しか返ってこなかったSNSでのやり取り。いやいや、「ありがとう」でしょ、そこは!教えても私のメリットには何もないし!と、・・・本人には言えないので家で一人突っ込んでいた私です。

あるいは、「ありがとうございます」とサラッというのみの人と、大げさなくらいに「〇〇さんのおかげですごく助かった!!!教えてもらったおかげで✖✖だった!ありがとうーーー!!!」と言ってくれる人がいる。

この差、何なのでしょう?

 

ひとつはその人がそれまでの人生で、ありがとうを「言われた数」「言われた程度(度合い)」にも左右されます。サラッと言うタイプの親御さんに育てられた場合は、サラッという子が育つ、というわけですね。

では、どちらが得をするのか?

それは、「大げさなタイプ」です。

 

人は、誰かから喜んでもらった場合、その相手をもっと喜ばせたい、という潜在的な願望を持つ生き物です。

喜びの表現は、すればするほど、自分に見返りとして何かが必ず返ってくるんですね!

ぜひ素直に感情表現していきたいものです。

 

では、なぜ大げさな喜びの表現を自分がするのは抵抗がある、という方がいるのでしょう。

ゴメンネ、も然りです。言いにくい人は、なぜ言いにくいのか。

それは先ほども書いた、それまでの経験の影響もありますが、もっと大きな要因は「自己肯定感」です。簡単に言うと、あまり周りから褒めてもらってない人は、人のことを褒めません。

「ありがとう」も、「ゴメン」も、(もちろん対象となる事象の内容によって例外はありますが)自分より相手を褒める、上に立ってもらう言動に含まれます。

ありがとう=あなたのおかげ

ごめん=自分が悪い

こういった図式の中で、普段から自分をあまりに下に置いてしまっている生活を送っていると、素直に相手をまた更に上には持っていけないのです(パワーバランス)。

すごく皮肉な話に聞こえるかもしれませんが、愛されて育った子は、どんどん周りからも愛されていく。自分はそうではないな、と思ってもそうなりたいという気持ちがあるなら、どこかでこのプラスの連鎖の中に飛び込む必要があるんですね。

ありがとうやゴメンを、大げさに口にしてみよう!

そこがきっと、愛されループの第一歩となるはずです。