来週、保育士さんたちに向けた講演をさせていただく予定です。
それに伴い、いろいろ調べていてビックリ。
マクロミルが関東圏のママさんを対象に行った調査によると、80パーセント以上のママさんが、自分の子供が0歳児のときからスマホを見せている、というのです。80パーセント越え、という数字は0歳児から6歳児まで変わりません。
さらに、3歳以上の子供になると、そのスマホ利用のうち、60パーセントのママが子供にゲームアプリをやらせている、というのです。
確かに、静かにしていなくてはならない場所(公共交通機関や、冠婚葬祭の場など)で、スマホを見ていれば子供達は静か。ハイハイするくらいの赤ちゃんですら、泣き止み、ぐずりもしません。ですが、果たしてこれで良いのでしょうか。
今、子供の脳トレアプリ、などというものも人気で、つまり「やめたほうがいい」ということすら、すべてのママが知っているわけではないのではないでしょうか。
びっくり。
解決法って何かしら。
やはり、「知らせていくこと」しかありませんよね。
どんなに「やめた方がいい」ことなのか、を。
私の敬愛する恩師、鷲津秀樹先生も数々の講演で、スマホなどのネット依存に対する怖さを伝えていらっしゃいます。
うちの子供たちは、「ユーチューブ」という言葉は幼稚園から覚えてきました。「デジタルネイティブ世代」の私だからこそ、「いかにスマホから子供を遠ざけるのが困難か」も分かる。そんな私だからこそ、伝えられる言葉があるのではないか、と考えさせられました。
ちなみに、このデータを調べていたのは入院中。お見舞いに来てくれた叔母は、以前保育士をしていた経験からこんな話を聞かせてくれました。
昔は、葉っぱと輪ゴムを渡しても、それをパチンコみたいにして遊んだり、とにかく子供たちは「自分で工夫して」遊んでいた。それが、今や自分の孫からでもこう尋ねられる、と。「これで、何したらいいの?」
正解が要らない、正解はない、自分で『自由』に遊ぶ。
せっかく今度予定されている講演は保育士の先生方とお会いできる機会なので、子供の自由な発想力を伸ばすにはどんな取り組みが今存在していて、どんな点をこの先見出していけばよいのか、といったことも話す時間があったらうれしいなぁ。