声の心理学その2~音量

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受験生の皆、頑張って!!!!

そんな「応援」のとき、大きな声がキホンですよね。大きな声と小さな声、時と場合によって使いこなすことは、コミュニケーションでも有効な働きをします。

声の心理学その2、声量、音量。

「大きな声の人は、嘘をつかない」という話、聞いたことがありませんか。隠し事ができない、だから信頼できる。リーダーと呼ばれる方々に多い特徴の一つが、大きな声です。これは一体どういうことなのでしょう。

心理学では、返報性が多くの定説によって解かれています。この場合でざっと言うと、大きな声で話す→隠し事がない印象を与える→相手も本音を隠さず、相談をしたりする→信頼関係が生まれる→リーダーになるというような図式です。

大きな声は好感をもたれやすい、というのもボイストレーニングや話し方教室などで基本的な事柄として言われることなんですよね。

確かに一理ある。では一方で、小さな声ではいけないのか、コミュニケーションに不向きなのかというとそうではない。なぜならば「内緒話は人を引き付ける」からです。

誰かが突然小さなささやき声で「ねぇねぇ、あのさ」と話しかけてきたとします。その時、きっと99パーセントの人が「え?なになに?」と耳を自分から寄せていくという反応を示すのではないでしょうか。

私たちのコミュニケーションは、多くの場合1対1です。小さな声の方が、関心を持たれる。当たり前に知っているようなことではありますが、実際実践してみると、恋愛コミュニケーション能力も格段にアップしそうですよ。

さて、次回の声の心理学は、その3、速度。声を発する言葉のスピード、速さはどんな印象を与えるのでしょう?お楽しみに。