子供たちのための発声スキル~その3、口角を上げる

9D30A7AB-0773-4ED0-B06A-040CE6FA3B1F6年生を送る会や卒業式、あるいは入学式の祝辞。

この季節から春に向けて、子供たちがマイクの前に立つ機会は増えます。

そんなハレの舞台のために、子供たちに向けた発声スキルを少し。

 

1、腹式呼吸。

2、10メートル向こうの人に向かって話すイメージを持つ。

そして、今日ご紹介するのは最後の3つ目。

 

「口角を上げる」です。つまり、口の両端を上げた、笑顔のお口です。

祝辞を読む5年生と言えば、やっぱり思春期の走り。照れくさいし、真面目にハキハキ、とか、「笑顔のお口で」なんて恥ずかしい。

そういうお年頃でしょうか?

ですが、毎朝登校班で、みんなの先頭に立ってリードしてくれた6年生。

掃除の時間、やり方を教えてくれた6年生。

優しくて頼りがいがある6年生。

どうか、子供達には自分の恥ずかしさより6年生の喜びを優先していただきたい!

恥ずかしくっても、「口角を上げる!!!!」

 

東海テレビのスタイルプラスに、「はじめの一歩」というコーナーがあったころ。そのディレクターさんがいつもおっしゃっていたのが「声の笑顔」でした。

言葉に意味があるように、声には表情があります。

声に、笑顔の気持ちを込めて。

 

声の笑顔が伝わる一番の要素こそ、口角を上げることです。

一番簡単で、一番大切。

 

6年生を、笑顔で見送ってあげてくださいね。

そして春になったら、新しい1年生を、笑顔で迎えてください。

声の、笑顔で!