前回のブログに、「楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔になるから楽しくなる」ということを書きました。
今日は、この原理の「言葉」編。
人の心とは不思議なもので、いったん言葉にするとその言葉の方に気持ちを寄っていかせる、という作用をします。講演会でも「やる気が出ない時」と言うシュチュエーションのお話をする際、これは最終手段の魔法の呪文みたいなものですが…と前置きをしてお話しすることなんですが。「私はやる気にあふれてる!」と口に出すと、実際にやる気が出るのです。
嘘みたいでしょ?ホントなんですよ笑
社会現象に置き換えることもできます。これは有名な話なのですが、アメリカにてどこにでもいる女子高生が「あの銀行、つぶれるらしいよ」と口にしました。すると、銀行が危ないという噂を聞いて、人々が預金を下ろすという行動をとることで本当に銀行が倒産してかけた、という実話があります。
社会学においてもよく言われることであり、W・I・トマスも「もし人が状況を真実であると決めれば、その状況は結果において真実である」と言いました。つまり、「人が○と決めたら○だし、×と決めたら×」ということ。
自分の心の中でもそう。よく、トップアスリートの方は「自己実現」について、ビッグマウスとも受け取られる発言をされたりしますが、それはどんどんと叶えられていきます。サッカーの長友佑都選手も「世界一のサイドバックになる」と言うヴィジョンをかつてから口にしてきたのだとか。
「やってやろうじゃないか。今は差があって当然。ここからはい上がっていくだけだ。」と。
自分の「こうありたいヴィジョン」について、「自分が○と決めたら○だし、×と決めたら×」なのです。
やる気が出ないなぁ、ダメだなぁこんな自分…と落ち込む、ということは、「自分の気持ち=やる気が出ない」を自分で容認しているということです。だったらもう「自分の気持ち=やる気があるぞ!」を自分で作り上げればいい。
とってもシンプルです。
幸せ、というものについてもそう。
しあわせになりたいなぁ、という人は、今の自分を不幸せだと感じているということ。
今の自分は幸せだ!と口に出してみると、必ずそうなります。
気持ちが、言葉を追っかけて必ずそうなるんです。
心理学を学んで、本当に面白いな、魅力的だなと思ったのは、こういった人の心の未知数部分でした。
考え方一つで、ガラッと変われる。
すっごく頭のいい学者さんたちが研究して『この原理は事実だ』と言っている理論ですから笑
どうか信じて、まず「口に出す」「言葉にする」のはどうでしょう。