砂場は学びの宝庫2

統合50周年記念DVDのナレーションを担当させていただいた、母校 高山市立東小学校。

収録の折お会いした山本茂校長先生が、こんなことを仰いました。

「人生で必要なことは、全て砂場で学ぶことができる」。

 

幼児教育においても、これは真理です。

例えば0歳。ハイハイを砂場でしようとすると、いつものようには出来ない。すると、工夫してハイハイしようと脳は体験したことのない刺激を得ることができます。

1歳。物、道具に興味を持つ時期。ウチの一歳7ヶ月の息子も、お姉ちゃんのマネをしてスコップで砂をすくおうとしたり、水をかけてみたり。そのように、道具の使い方を真似から学び、次第に◯したら△になる、というような物事に「因果関係がある」のだと学びます。

他にも力加減によって砂は、固まる、崩れる。そんな自分の肉体の力加減バランスを習得していくことは、日常生活においてどれだけ成長する手助けになるか!フォークで食べ物を刺す、そのような力加減もマスターする助けになります。

2歳頃からは、協調性も学ぶ場になりますね。砂場の中でのテリトリー。また、道具の貸し借り。

おまけに3歳になる頃には「友達との共同作業によって、一人ではできなかったような大作を作り上げられる喜び」も。

また、ひとつ山を作る、川を作る。それらは全て「達成感」を与え、その成功体験は子供たちを「やる気のある子」に育てる重要な要素を満たすことになります。

さらに、山本校長先生が仰るのは「想像力、創造性」。これが印象的でした。自ら教育の場に砂場を導入された実際の活動もおありです。

創造性は、人間を魅力的にします。

想像力は、人間に優しさを学ばせます。思いやりは、想像力無しに達成できませんもんね!想像力がなければ優しさも自己満足の独りよがりになってしまう。

砂場は学びの宝庫。

人生に必要なことは、全て砂場で学ぶことができる。

子育てセミナーではこのお話もこれからは付け加えようと思います。

 

 

三年後には、まず娘が東小学校に通い始めます。五年後には息子も。

そのときにも、山本校長先生や脇田教頭先生がいらっしゃると嬉しいなと思いました。

今の東小学校生に幸あれ!