ファミレスにて隣の席に座った女性二人が、「過去の恋愛がどんなに特別だったか」、「今の彼氏はそれと比べると…」と恋愛相談合戦中。
全然知らない彼女達の会話に交じって言いたい!過去の恋愛を美化するのは、「その恋が過去になった証拠」です、と。
はっきり言えば「別れた彼氏」とは、別れる理由があったから別れたワケですから、その点がクリアにならない限り元サヤに戻っても同じく別れがやってくるはず。
ただ、「引きずる」という心理は自然な感情です。
途中で終わってしまったものの続きを知りたくなるツァイグルニク効果による感情。
過去の恋愛は「新たに傷つく」ことがないため、自分のなかで居心地のよい場所=コンフォートゾーンになってしまっているという心理、など。
ただし、男女で「未練が残る」恋には違いがあります。
聞いたこと、ありませんか?
男はナンバーワンになりたがり、女はオンリーワンになりたがる、って。
男性は交際中も彼女から「あなたのような人は初めて!」と、彼女の過去の恋愛の中での一番であることを好みます。
一方女性は、「この人とは信頼関係もあって特別だ」と思える恋愛を宝物と感じ、「君は特別な女性だ」と言われると嬉しいもの。
引きずる恋愛も、男性は「自分のことを一番だと思ってくれた女性」や「初めてをたくさん経験できた相手」に未練が残る傾向にあり
女性は「特別な経験をさせてくれた相手」など、「自分にとって特別だったかどうか」という観点から未練を残すようです。
未練など残さない恋愛ばかりするのが理想なのかもしれませんが、なかなかそうはいかないもの。
でも、過去を美化して現在目の前にあるものの価値を見失うことだけは、したくないですね。