人のやる気を「花」に例えた場合、
それを咲かせるための水とは?
それは、「関心を持つ」こと。
多くの心理学者が提唱しているとおり、現代社会において、
ほとんどの人間が、他社からの「承認」を渇望しています。
認められる、という環境。
その第一歩は、自らも関心を持ち、また他者から関心を持たれる、という相互関係にあります。
あまりにも基本的なことですが、
社内という環境のみならず、家庭、学校においてもカウンセラー達が口を酸っぱくするほど
伝え続けているには、意味があるのです。
人は自分と同様の嗜好性を持った者には関心を持ちやすいと言われています。
同じ趣味を持っている、同じスポーツが好き…
職場環境においては「自分と同様のやり方を上司・部下」と言えるでしょうか。
職務内容などは千差万別であるので、一概には言えませんが、
例えば「営業においてどんなやり方でクライアントを満足させながら数字を生んでいくか。」
このことについても、「上司のやり方になじめない」、逆に「部下のやり方は遠回りだと感じる」
など、やり方の問題から関係にフラストレーションを感じるなどは多々起こっているのではないでしょうか。
ケースバイケースですが、自分と違うやり方で結果を生んでいる人間がいるとしたら、
その人のやり方に「関心を持つ」。
自分と違うやり方でも、ベクトルの合計が同一であれば、それは元来フラストレーションに
ならぬはずの事象です。
自分と同一のものだけでなく、自分と異質のものに「関心を持つ」。
それは縦の関係、横の関係全てにおいて必要な要素です。