新型コロナウィルスに対する、様々な報道。国によって大きく違う、医療に対する対応。
日々、一刻一刻とこれまで数か月に渡って様々な情報が飛び交ってきた中で、「論理的誤謬」が存在したことも否めないのではないかと思います。
さすがに「マスコミ」にはもちろんなかったことですが、SNSなどで拡散された多くの情報の中にはやはり多かった。
論理的誤謬。よく見受けられたのは因果関係と相関関係を混同した見解という類の誤謬です。
例えを分かりやすく挙げましょう。
①スポーツドリンクを飲む人
②スポーツで怪我をする人
この①と②は、比例します。つまり、「相関関係」はあります。しかし、「スポーツドリンクを飲むから怪我をする」といったような「因果関係」にはありません。
この、相関関係と因果関係の決定的な違いは、少し考えれば明らかであるにもかかわらず、特に「感染者差別」というような忌むべき差別意識にあたっては論理的誤謬に気づかない人が多いのではないでしょうか。
分かりやすい表現で言えば、「そんな人だから感染したんだ」とか。
意外と平然とそんな差別が日常の片隅にひょっこり表れていることがあって、ヒヤッと、またドキッとします。
これからまだまだ、新型コロナウィルスに対する恐怖とは付き合っていく必要がある。まずは冷静になっていきたい、私はそう思います。