先日、とある漫画家の方が対談で「SAVE THE CATの法則」という言葉を出していらっしゃいました。
これはもともとブレイク・スナダー著作、脚本家たちのバイブルともいえる指南書のタイトル。
例えば少女漫画で例えるなら、不良っぽい男の子がSaveTheCat=猫を助けている場面に遭遇。そんな姿を見た主人公は、次第に惹かれ始めて…みたいな感じですね。笑
ありきたり過ぎますが、やっぱりこれはシナリオのテッパン！
第一印象100点の人よりも、第一印象は50点だったのに、80点の姿を見るとグッとくる。これは、恋愛でも、友情でも、また仕事相手でもよくある話です。（ちょうど、今CMでも、同期入社の嫌な奴だと思っていた相手と、プロジェクトを通じて親友になる、という展開のものもありますよね！）
私たちは、まるで本当にシナリオの中にいるかのように、感情がドラマチックに「反応」する生き物だから不思議です。ドラマや漫画のシナリオ・脚本は、人生の縮図であり、SaveTheCatの法則は、人間らしい部分を分析した結果ともいえるのかもしれません。
ここだけの話、娘も、「やんちゃだから嫌だ！」と思っていたクラスの男の子が、運動会のアンカーでぶっちぎりの速さを見せた、そのリレーでの活躍を見てから「ちょっと好きになったかもよ」と言っています。テレながら。可愛い！！（内緒ね！笑）まさにSaveTheCatの法則―！
かくいう私は、ちょっと苦手かもしれないと思っていたママ友が、自分の子供に接する優しい表情を見た時、あ！いい人なんだ！友達になりたい！と思いました。まさにSaveTheCatの法則―！
今、コロナ禍も第３波が押し寄せ、いままでよりもさらに「ギスギス」という摩擦音が溢れる日常です。でも、ふと気がつけば、日常はドラマが溢れ、心がイキイキと人と繋がっている。日常を楽しむ、日常を愛する気持ちを、大切に抱いていたいなぁと改めて思った今日でした。
