子供たちのための発声スキル~1、腹式呼吸

733085D4-CD6C-44E6-88BC-C5FA833B6BF06年生を送る会や卒業式、あるいは入学式の祝辞。

この季節から春に向けて、子供たちがマイクの前に立つ機会は増えます。

そんなハレの舞台のために、子供たちに向けた発声スキルを少し。

 

まず、欠かせないのが腹式呼吸です。

腹式呼吸とは、簡単に言えば息を吸った時に胸ではなく、お腹が膨らむ呼吸法。

難しい。でしょうか。

ですが、実は人は寝転んでいるとき、いとも簡単に、自然に腹式呼吸を行っているものなんですよ。

この腹式呼吸は、副交感神経を刺激するので、

「緊張しちゃう!」というときにもオススメ。

必ず緊張が和らぐはずです!(よく、緊張したら深呼吸、って言いますよね!)

 

お腹を膨らませようと息を吸うと、初めてのお子さんは難しいと思うので、

吐く時の意識からスタートしましょう。

フーーーっと息を吐く。お腹がへっこむのを意識して!

もうこれ以上へっこまないよー!というところまで息を吐いたら、あとは吸うときにお腹を膨らますことを意識してゆっくり吸っていきましょう。

 

どうですか?

ね?

きっとできたはず!

寒い日に、かじかんだ手を温めようとして吐く息も、きっと腹式呼吸で出しているはずです。

 

腹式呼吸ってこれなんだな、というイメージを体感できたら、あとはこれをなるべく長時間、自然に行えるように毎日練習してみましょう。

卒業式などで原稿を読む予定のお子さんは、腹式呼吸を意識しながら家で読む練習をしてみるといいでしょうね!

読み終わるまでの数分間、腹式呼吸をキープできれば、ミッションクリア!です!