SNSを含む、文章でのコミュニケーションに際し、
好印象とそうでない場合の境界線はどこにあるのでしょうか。
もちろん、実生活での印象が大前提。
一方で、SNSでしか関わらない相手でも、「この人は印象がいいな」という文体と、そうでない文体があると思いませんか?
約20年間ラジオDJとしてメディアでお話をし、並行して様々なディレクターさんやライターさんがお書きになった台本を「ナレーター」として読ませていただいてきました。
そんな経験から申し上げると、
「わたしは」「俺は」という主語の文章は、好印象を持たれにくく、また、当然のことながら共感を得にくいということに気づかされます。
例えば…
「すぐ手がカサカサするタイプなんですよ。最近〇〇のハンドクリームを使ってるんですが、とっても気に入っているんです。・・・」
これは、すべての文の主語が「私」。
では、これを直してみましょう。
「寒い季節なので、手がカサカサしませんか?私もそうなんです。最近〇〇のハンドクリームを使っているんですが、とっても気に入っているんです。」
最初に「あなたは」という疑問文を入れただけで、聞く側の共感度合いは増え、手がカサカサするのであれば話題に興味を持つことでしょう。
日本語は、主語を省略する言語です。
だからこそ、無意識に私たちはそれを使い分けているわけですが、
コミュ力UPを狙うなら、より意識して「主語が相手の文章で会話してみる」ということを取り入れてはいかがでしょうか。