愛情の注ぎ方~口唇期~
大人になった時、
「自分は親から愛された実感がない」
そんなことを言われたらとても悲しい。
でも、「自分は親から愛されてきたんだろうか?」そんな疑問を、
人は誰しも一度は持つのかもしれません。
有名なフロイトは、
生まれてから1歳半までの赤ちゃんは
「口唇期(こうしんき):Die orale Phase」にあたる、としました。
口から吸うママのおっぱいは、赤ちゃんにとって決して欠かせない存在です。
赤ちゃんは、本能的に「吸う」。
この時の満足が、赤ちゃんの心の中で「信頼」という気持ちを発達させます。
たとえばそれがうまく満たされなかった時には、
「人を信頼する」という感情がうまく育たず、攻撃的な性格になったりする、という説も。
一般的には1歳半までとも2歳までともいわれる口唇期。
乳離れも早すぎると赤ちゃんは満足できないし
遅すぎると、逆に満足しすぎる。
で、ママとしては悩みどころなのが
「断乳、する??」
今、娘は1歳4か月。
まだ(ママの意思で授乳をやめる)断乳もせず、また(赤ちゃんの意思で授乳に終わりを迎える)卒乳の気配ももちろんありません。
離乳食は進んでも、まだまだ「パイパイ」と、おっぱいを欲しがる娘。
けれど、授乳を夜間もやめられず、未だ数時間ごとに起きる毎日。
断乳すれば、夜はずっと寝てくれるらしい。
でも、心理学的に言えばフロイトの説が…と
悩みどころ。
一日でもいい。
せめて6時間連続でぐっすり眠りたい・・・
でも・・・
娘が「パイパイ」と寝言でもいうのを聞くと、今夜も授乳をやめられずにいる私なのです。