友人と食事した際、こんな話が出ました。
友人曰く 今、とてもいい感じでお付き合いしている男性がいる、と。
でも、この前初めてその人のお宅にお邪魔した際、手料理をごちそうになってビックリ！！
「その彼、私より料理が上手すぎて、すっごくおいしい料理を食べながら、なんだか『落ち込んじゃった』」。
この話を聞いて、
「うんうん、そうだよねぇ、男の人が自分より料理上手だなんてショックだよね」。
そう共感したあなたは
『女性は、男性よりも料理上手であるべきである。』という価値観を持っているのでしょう。
一方、同じ女性でもこんな意見を持った方もいます。
「なんで落ち込むの！？料理作ってもらえるなんて、ラッキー！しかもおいしいんでしょ？最高じゃない？」
今の時代では、果たしてどちらのタイプが多数派なのかな。
これは、いわゆる『スキーマ（考え方の枠組み）』の問題。
無意識のうちに「落ち込む」とか「ラッキー！って思う」という感情を抱くものですが、
例えば『落ち込む』というタイプでも、
そもそも
「女性は男性よりも料理上手であるべきだ、という考え方は自分に合ってるのかな？」
そんな自問をしてみると、案外「いや、別にそんなことないか！」なんて考えにもいたるかもしれません。
何か出来事があった時、感情と言うのは『無意識』に起こってくるものです。
でも、意外と「なぜこの感情を抱くのか」にスポットライトを当ててみると
「自分が抱いた感情は、ちょっと違うかも？」
そんな結論に達することもある、と言えるんじゃないでしょうか。
よく、感情＝素直な気持ち
と思いがちですが、
意外と、感情もまた 時にはひねくれていたり、へんなプライドに左右されていたり。
感情って、意外と『素直』なんかじゃないんだと私は思います。
男性の料理上手に『落ち込んだ』と言う友人。
彼女はすごく料理上手！
だからこそ「プライドが傷つく」とか、そういった潜在意識もあったのかな？
でも、そんな「落ち込んだ」という話も している姿はなんだか幸せそうで
素敵な彼女にふさわしい恋を、今しているんだな(*^-^*)と嬉しくなりました。
