ドラマ「デート」。
高等遊民という言葉と共に話題ですね。
今、私も観ていたんですが、今日の展開は「バレンタイン」について。
合理主義的な女性が、なぜバレンタインを否定するのか。
杏さん演じる主人公の場合、心理学的に言えばあれが「優越コンプレックス」です。
バレンタインにチョコをあげたいほど好きな男の子がいなかった。
↓
尊敬するお母さんは、お父さんにチョコをあげてラブラブ。
↓
チョコをあげる相手がいない自分は寂しい人間だ、なんて思いたくない!(劣等感)
↓
いやいや、私はあえてチョコなど男子にあげる風習に興味は持たないんだ、
と考えて自分を防御する。(優越感)
シンプルに言えば、こんな感じ。
彼女が、あそこまでに合理性や「きちんと」にこだわり、その分野において優越感を持とうとするのは、
逆に劣等感を隠すための手段でもあります。
「本当は恋がしたいんだろ?」
この問いに、彼女が「そうなんだ。私が恋がしたいんだ!」と堂々と言えることが、唯一のコンプレックス
からの脱却法です。
要は、彼女が、自分自身の心の奥底にあるものに正直になること。
頑張れ、杏ちゃん!と、テレビの前でエールを送ってみる私でした。