河ふぐ。

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岐阜県飛騨市河合町にあるYu-Meハウスに近所の皆さんと行ってきました。こちらの魅力は何といっても『河ふぐ』!

河ふぐとはナマズのことで、その淡白な味や食感から河豚のようだというのがそう呼ばれた所以。河合町の名物の一つなのだそうです。グルメなあなたは是非一度訪れてみてはいかがでしょう。おつくりだけでなく、蒲焼や唐揚げなど、さまざまな料理法に趣向を凝らした河ふぐに舌鼓を打ってまいりました。

私の娘を含めたくさんの子供たちも同行したこの日。

大人のペースでのんびり午後を過ごすのに退屈したのか、ある子は「まだ帰らんの?」と大きな声で催促。一方別の子は、大人のペースを邪魔することなく静かに遊ぶ。個性豊かだなぁ!と実感しました。(ちなみに、「まだ帰らんの?」と自分の気持ちを口にできる子は、そのまま育てばリーダー性を発揮する性格になるはず。親としては「そんなこと言っちゃダメ」なんて怒ってしまいがちですが、いいのですいいのですよ!!!)

 

さて、そんな子供の個性。いったい何歳から「それぞれの個性」というものが生まれてくるのでしょう。

このことにおける有名な研究は、1960年代、アメリカの心理学者であるトマス(Thomas)らが実施した『ニューヨーク縦断研究』(Thomas et al., 1963)です。当時先駆的と言われました。

活動性や順応性、反応の強さなどの9つの項目で、乳幼児を観察して5段階評価を付けたところ、4つのタイプに分類されることが明らかになったのだとか。つまり、乳幼児と言われる時期ですでに個性は存在している、ということ。

なお、その4タイプとはこちら。

1.扱いやすい子・・・睡眠・食事・排泄が安定していて規則的であり、機嫌が良くて精神状態が安定している。新規な状況や物事に対して好奇心を持って接近し、新しい環境に対する適応が早い。

2.扱いにくい子・・・睡眠・食事・排泄が不安定でバラバラであり、機嫌が悪くて精神状態も不安定(感情的に怒りやすいなど)である。新規な状況や物事に対して不安感を感じて回避し、新しい環境に対する適応は遅い。

3.順応が遅い子・・・新規な状況や物事に対しては不安感を感じて回避しがちであり、新しい環境に対する適応は苦手である。しかし、睡眠・食事・排泄の生理的機能は安定していて規則的であり、普段の機嫌は良くて精神的にも安定している。

4.平均的な子・・・特別に優れている所も劣っている所もない子どもであり、全体的に見て『平均的な機能・適応・安定』を持っている。

随分「大人目線で分類された」感が否めませんが。

敢えて分析するならば、乳幼児期と言われる時期において、その後の成長に影響を及ぼすであろう特質の中で最も大きいのは

*体のバイオリズム

*新しいものに対する順応性の度合い

といったことなのでしょう。うちの娘はどうかなぁ。タイプ1か、タイプ4か。子供の個性は親や周囲がはぐくむ部分がとても大きいものですが、生まれ持っての資質と言う部分にも目を向けて、その子それぞれの個性を大切にしてあげたいものですね。

子供が自分の希望通りの対応をしない時、「どうして?私の育て方が悪いのかな?」と感じるらしく、ママ友から相談されることもしばしば。でも、「あ、これがこの子の性格なんだ」「この子の資質はこうなんだ」と、享受してあげる姿勢は、子育てにもゆとりを生むはずです。

「親だから、しっかり『いい子』に育てなくちゃ」そんな責任感が空回りしないように、ときどきは「自分のせい」じゃなく、「この子自身が授かった個性」に良い意味での責任転嫁をしましょうね!