夏の思い出

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子供たちの夏休みも始まりましたね。

「夏の思い出」と言うと、どんなことを思い出しますか?花火大会、旅行、プール、海水浴、キャンプ…どんな思いでも、当たり前ですが「出来事」が生み出したものです。

しかし、出来事がすべて『思い出』になるか?と言うと、実はNo。心が震える、心が動くから、思い出になるんですよね。

大人になってからも、毎日毎日さまざまな出来事が起こります。けれど、『思い出』として残ることって意外と少ないんじゃないでしょうか。

でも、子供の頃のことは、鮮明に『思い出』として記憶に残っている。それはなぜか?そう、心が動いたからです。カブトムシをとって嬉しかった!花火大会を見て感動した!そんな「初めての経験」では特に心が動く、動く!

あんな「心がドキドキ動き回る」感覚、幸せな思い出になって残る出来事・・・大人になってもできるだけたくさん経験できたらいいですよね。

 

そんな大人の「思い出づくり」について。心理学では、こう言われています。「ものにお金を使うよりも、経験にお金を使う方が幸福度は高くなる」。

ミシガン大学の調査によると、大衆車と高級車、どちらに乗る人の『ドライブの幸福度』=たのしい気持ちは同一だったそう。やはり、物が人の思い出を作るのではない、ということが言えそうです。高級車や高級ブランド志向と言うのは、思い出とはまた別の話。自己顕示欲やさまざまな感情をもとにしているため、こと「思い出」となると話は別、何ですね。

また、人は「買ったものについて話すことよりも、お金を使った経験について話すことを好む」という研究結果も。確かに、夏休み明けに「どんな夏休みだった?」と尋ねられたら、もちろん経験を話しますよね。どんなに楽しかったか、どんなに面白かったかを。

また、同時にこうも言われているんです。「ひとが最も後悔するのは、『やらずに逃した経験』についてである」と。

 

海、行きたかったなぁ。

花火大会、行きたかったなぁ。

旅行行きたかったなぁ。

そんな「やらずに逃した」後悔をしないよう、思い出に色鮮やかに残る夏にしましょうね!