赤ちゃんが7か月から9か月くらいになると、
歯が生えてきたり、一人で立てるようになったりと、ますます毎日の成長に驚きと喜びを感じますよね。
私も娘の成長の早さに、「もっとゆっくりでいいのに!あっという間すぎる!」なんて、感じていたっけ。
毎日の一瞬一瞬が宝物。
ピアジェ(Jean Piaget)の研究によると、このころの赤ちゃんは
*の永続性(object permanence)を理解し始めます。
大人なら、例えば「靴箱に靴をしまったから、明日出掛ける時にもそこに靴はある」ということは
「当たり前」に認識していますが、この段階までの赤ちゃんはまだそれがうまく理解できておらず、
目の前から物がなくなるとそれは存在しないものと認識します。ですが、7か月から9か月の頃、
物を見ることができなくても、物が存在し続けていることを理解する能力を身に付けるんですね。
例えば、ママの背中の後ろにお気に入りのおもちゃを隠した場合、赤ちゃんは、今目の前に
そのおもちゃを見ることができなくとも、ママの背中の後ろを探そうとするようになるんです。
毛布の下に隠したら、毛布をめくるしぐさをしておもちゃを探す。
ママとしてはそんな
大人の「当たり前」をどんどん覚えていく赤ちゃんの成長が本当にうれしいですよね!
この能力を学習したおかげか、このころの娘は「いないいないばぁ」が大好きで、一日に100回以上
やってあげてたでしょうか・・・何がそんなに面白いのか、キャッキャと笑いながら喜ぶんですよね。