「やる気」の構築について
やる気という花を咲かせるには
「良質な人間関係」という葉や茎、
「関心を持つ」という水、
「感心する」という太陽が必要。
言葉は違えど、多くの本などでもそう書かれているのではないでしょうか。
でももう一つ、欠かせないことがあります。
それは「日陰を作らないこと」。
植物に例えれば、それはすごく当たり前なのですが、
多くのコミュニケーションを扱う書籍の中でも触れられていない部分でもあるのです。
例えば、
結果だけでなく、すでにプロセスの段階から、用意されているシナリオがある。
つまり、「こうやれば、こうなるはずだから、それを頑張ってくれ」というオーダー。
それは、結果が伴わなかった時、指示されたプロセス(『こうなるはずだから』の部分)に欠点を孕んでいる可能性があるにもかかわらず、
「なんで結果が出ないんだ」と、実行者に叱責が及びがちです。
営業職の方は、往々にして経験があるのではないでしょうか。
他にも、多様なケースがありますが、
職務における「日陰」は、周囲からの「良かれと思ってのアドバイス」にも潜むことがあるわけですから、本当に難しいものですね。
プロセスに、シナリオを用意するバランスを見極める。
日陰さえ作らなければ、やる気の目が枯れることはありません。