良くなかった結果についても、「これでよかった」と思うような心理作用『合理化』について前回書きましたが、
今回はその「結果オーライ」にダウトを掛ける考え方を記した本が今人気なんだとか。
「トヨタの公式 ダンドリの教科書」
トヨタ自動車株式会社 業務品質改善部 編 佐々木眞一 監修/本体1500円+税/ダイヤモンド社
段取り八分、仕事二分とはよく言われる言葉ですが、
「結果オーライ」であれば文句を言われないのが意外と世の常。
しかし、「結果オーライ」では伸びない、とこの本は言います。
「計画」「実行」「評価」「改善」のいわゆるPDCAサイクルでいえば、Pを重視する。
コロナワクチンの接種計画についても
オリンピックについても、
なんだか「直前のぎりぎりになってバタバタして、ワーという感じで進んでいく」という印象を持ったのは私だけではないはず。
さぁ、ここでハッとしませんか。日本の「計画」は、いったいどうなのか?と。
大企業に学ぶべくものは多いですね。