ラジオDJ時代から、インタビューが大好きでした。
初めてお会いしたアーティストの方々でも『初めまして』からのたった15分で、その方にとって大切な大切な「新しい曲」のお話を伺う。新人だったころ、そんなインタビューの理想形は、「インタビュアーが2割、ゲストが8割トークをする形」だと教わりました。
言うは易し、するは難し!笑
ですが、そう、やはり理想は、相手に7,8割お話していただけること。そして、ゲストの方が、ちゃんと自分の曲を思うように伝えることができた、と思っていただけるよう的確な質問をすることが大切。
事前にそのアーティストさんの全ての楽曲を聞き、インタビューする瞬間には「一番のファン」の気持ちを目指して臨む。
仕事は段取り8割と言いますが、本当にそうだなぁ、と思います。
さて、ラジオのインタビューならずとも、人との会話で心がけるとスムーズな「ワンポイント」スキルがあります。それは、「共感」。
「共感力」という言葉が生まれ、共感することの大切さを説く内容が本にもなっていますが、私が思うに、実践してすぐさま役立つ「共感」のやり方がこちら。
*同意しない、
*否定しない。
この二つです。
え?共感するのに同意しないの?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
例えばこんな例えはどうでしょう。
A「俺、最近仕事がちょっとうまくいかないんだよ」
こういわれた時の返答として・・・
B(1)「確かに、最近キミの仕事うまくいってないよな」
B(2)「え?君の仕事は十分うまくいってるよ。」
この場合のBさんの返答の(1)は、同感、同意。(2)は、Aさんの考えに対する否定。
では、共感とは?こんな答えです。
「そうか。Aさんキミは最近仕事がうまくいってないと感じてるんだね」。
共感とは否定も肯定もせず、ただ相手の思っていることを自分の胸にストンと受け入れることです。
他の例えも一つ。
A「あぁ、クリスマスだし彼氏欲しいなぁ!」
B(1)「本当に!クリスマスだし彼氏欲しいね」=同感
B(2)「クリスマスだからって焦らなくてもいいじゃない?」=否定
B(3)「なるほど、クリスマス時期って彼氏欲しい気持ちになるんだねー。」=共感
二つの例題からお気付きになった方もいらっしゃると思いますが、(1)と(2)は、Bさんの意見なんですよね。(3)は、あくまでAさんの気持ちを受け入れた言葉。
(1)や(2)では、Aさんは意外とそれ以上自分の気持ちを話しにくい流れになってしまいますが、(3)では、Aさんの話の続きを促すことができるんです。相手に、より多くの本音をお話しいただく。これはインタビューでの理想形にも近づきますね。そして、Aさんはより「理解してもらっている」という印象を抱くでしょう。
共感できる人は、モテます(笑)!
あなたも是非同感と共感を使い分けてみてくださいね!ぐっと人との距離が縮まるはずですよ!