姉である娘のことを「絵が上手ですごいね!」と私が褒めると、「塗り絵、もうできるし。」と自分をアピールしてくる下の子。
お手伝いを子供たちにお願いすると、自分が先に成し遂げないと気が済まない。それが、とても「男の子らしい」ことなんだなぁと思います。
一言でいえば、「プライドが高い」。男の子のプライド。
娘が小学生になり、ママ友との会話では『いじめ』という言葉が出てくるようになりました。今までは「けんか」だったのに。いじめは、親や大人の見ていないところで起こります。それに、一生は守ってあげることなんてできない。
だから、思うことは、「強くあってほしい」ということ。いじめを受けたとしても、自殺につなげない、切り替えができる強さ。相手の弱さを見抜く、強さ。自分を肯定し続けられる、強さ。打たれ強さ。
親なら誰しも、そう思うものなのでしょうね。
こんなとき、プライドの高い「男の子」の子育ては、娘を育てるステップとはまた異なったいろんな配慮が必要となってくるなぁと今体感しています。
その一番大きなものは、「子供自身が褒めてほしいことを褒める」ということ。
例えばブロック。剣やシールドなど、武器関係を楽しそうに作ってはじいちゃんに遊んでもらっている我が子の日常。ブロックの剣で敲くと結構痛いので、つい「ダメだよ」と言ってしまうし、「剣出来た!!!」と嬉しそうに完成を報告してくれた瞬間でさえ「えー、また剣作ったの?」と反応してしまう、ダメ母な私。
本当は、息子自身が褒めてほしいことを褒めるのがいいんです。
すると、「自分はこれが得意だ」というものが、本人の自信になる。自己肯定感がよりすくすくと育ち、打たれ強さも比例して育っていく。
変な石を拾って「隕石や!!!」と報告してくれたり、
両手に抱えきれないくらいの松ぼっくりを拾って「おみやげ!プゼレントだから(プレゼント、の意味。)全部飾って!」と言ってくれたり、
汚いようなタイルの割れたやつを「マウイの釣り針!(→ディズニー映画も穴と伝説の海に出てくるアイテムなんです。)絶対捨てないでよ」と言ったり。
そんな「え?まじか」と思う瞬間瞬間こそ、「誉めチャンス」!
いい子にした時だけ褒めていては、都合がいい子に育ちはしても、強い子に育てるのはなかなか難しい。
本人の打たれ強さこそ、親としては伸ばしてあげたいものですね!