親子の会話で育む、子供の自己肯定感。

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「今日は楽しかった?」
「何が楽しかった?」
これは、ほぼ毎日主人が問いかける、子供たちへの会話のスタイル。
まず、クローズドクエスチョン(YesかNoで答える質問)をし、
その次にオープンクエスチョン(自由回答が返ってくる質問)をする、というものです。
これが、とても素敵だなぁと思うんです。
最初からいきなり
「さぁ!今日は何が楽しかったんだい?」
なんて尋ねられてしまうと、
「え?ええと・・・」
とたぶん子供たちも戸惑ってしまうはず。
だからこそ、会話にステップを踏む。
より多く、子供たちに毎日のことを話してもらうために、主人も効果を意識しながら日常に取り入れているのだと思います。
 そして、もう一つ素晴らしいこと。
それは、「子供たち自身が、自分の一日の中での『楽しかったこと』を認識することができる」という面です。
尋ねらるんだから答えて当たり前でしょ、と思う方もいらっしゃるでしょうか。
親から尋ねられなくとも、本人の中で楽しかった思い出はちゃんと記憶に残っていくのだから、わざわざ毎日聞く必要はないのでは?と思う方もいるでしょう。
ただ、私は思うんです。
思いは、「言葉にすると力を持つ」んじゃないか、と!!!
(いや、ほんとにほんとに!です!笑)
 昨今、子供たちの自己肯定感の低さが問題だといわれていますよね。
「どうせ自分は」といったような無力感だけでなく、他人に対する無関心もまた自己肯定感とつながっている。
もし、子供たちに「自己肯定感を高めましょう!」と呼び掛けたところで、何の効果もあるはずがない。
しかし、
「一日の中で、楽しかったこと」を毎日、本人の言葉で話してもらう。
これはきっと、自己肯定感を高める要因になるはずです。
「今日は、音楽会の練習でシンバルをたたいて楽しかったよ!」
「そうなんだ、シンバルをたたいたんだね。」
「今日は体育の授業で、はじめて鬼ごっこで捕まらず逃げ切ったよ!」
「そうなんだ、鬼から逃げきれたんだね。」
*親から関心を持ってもらっていることが伝わる。
*自分の中で、『楽しかったこと』=達成感が認識できる。
関心を持ち、感心をする。
この二つの「カンシン」が、子育てにおいてはどんなに大切か!
主人と子供との会話ではぐくまれる、子供たちの自己肯定感は、やる気をはぐくんでいるに違いない!と感じる毎日です。
一方私は、「シンバル楽しかった」と言われると「ちゃんとリズムに合わせて叩けたの!?」なんて口うるさい返事をしちゃいがち(汗)
これは逆効果!気を付けないとーーー(汗)!