価値観

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私は、国産の軽自動車に乗っています。そして、その自動車には写真のような周りがガタガタのステッカーを張っています。

「高級車の方が優れているのでは?」「ステッカーくらい、綺麗なものを使っては?」そんな印象を抱く方も多いでしょう。しかし、今の選択が、今の私にはベスト。例えば車は、8年前に他界した母が乗っていたもの。キーレスではなく、キーの入り口には、母がカギがなかなか差し込めなかった時についたのであろう小さなひっかき傷が見受けられます。母に孫を会わせてあげることは叶いませんでしたので、母が乗っていた車に、かわいこちゃんたちを乗せてお出かけすることが、今の私にできること。どんなにお金を積んでも、「母が乗っていた車」は、未来永劫新しく手には入りませんもんね。

一方、ガタガタのステッカーは、もともと吸盤タイプだったものにマグネットを貼り付けようとした際、その作業を子供たちがやってくれたからガタガタになった、という次第。子供たちがハンドメイドしてくれたガタガタステッカーは、どんなに高級なショップにも売っていませんもんね。

人は、何に価値を置くのか。

そこが、いわば「自分らしさ」というものなのでしょう。

多くの価値観は親や家族から受け継ぎ、また多くは自分の経験によって生み出されていったもの。『価値観』。

人生にとって一番大切なものは?

AとBを比べた時の優先順位は?

心理学者のエドゥアルト・シュプランガーは、人の価値観を6つに分類しました。

1、経済型・・・金銭を重要視するタイプ。

2、権力型・・・他人を支配したいという欲求が強いタイプ。

3、理論型・・・知識や真理など、論理的なものを重要視するタイプ。

4、審美型・・・芸術的、美しいものに心惹かれるタイプ。

5、宗教型・・・神や神秘的なもの、占星術的なものに重きを置くタイプ。

6、社会型・・・周囲との調和、他人の幸福を願うタイプ。

いかがでしょう?この6つ全てが勿論多かれ少なかれ大切なものではありますが、何が一番で、何が最下位か。「多かれ少なかれ」が人によって千差万別なのは言うまでもありませんよね。

うまく言えないけれど、自分の価値観が、人を悲しませることなく、人を幸せにするものでありますように、と思います。変なまとめ(笑)。