Dr.倫太郎

堺雅人さんは本当に素敵ですねぇ!白衣もまた似合うこと!!!

心理学ファンならずとも、あのドラマを楽しみにしている方は多いでしょう。Dr.倫太郎。

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初回の放送から、なぜだか河合隼雄先生の著作を彷彿させるような側面も持ち合わせていました。なんか、いいなぁ。

チラリとツイッターでも書いたのですが、夢乃/アキラのいわゆる二重人格…解離性同一性人格障害は、原因の90パーセント以上は子供時代の性的虐待といわれており、大変珍しい症状とはいえ、実は日本においては昔よりも増加傾向にあります。日本でも離婚率の増加により血縁関係にない親子が同居するケースも付随して増加したことに端を発したのが、その要因の一つとされているのが現状のようです。

さておきドラマの中では「安住することができる環境の断続的喪失」が、彼女の中で『夢乃』を作り上げた要因というように描かれていますね。倫太郎先生がどのように彼女と向き合っていくのか。毎週「うはぁ」と溜め息を漏らしながらテレビの前で観ている私です。

しかし。

ムムム、と感じることもしばしば。

例えば、前々回のストーリー展開の中で、倫太郎先生に思いを寄せる女性研修医が、アキラを追い返してしまう、というシーンがありました。仮にも精神科医として様々なことを学んできた人の態度とは思えない!!!

というのも、人間の心理には「周りがはばめば阻むほどに、二者の関係は強くなる」という法則があるのです。

俗にいう「ロミオとジュリエットの法則」!

 

実は私もかつて、この法則を知らなかったばかりに、とある2者の関係を不必要に、また私の意に強く反した形で私が張本人となって 一時的にせよ強めてしまったことがあります。本当に後悔していること。ほっとけばよかった、って。

ドラマでも、妹といい、小日向さんといい、女性研修医といい、とにかく周りが倫太郎先生と夢乃の関係を阻みすぎ。

あれ程素晴らしい倫太郎先生とはいえども人の子。本来ならコントロールできるはずの「患者との距離感」を、この先コントロールできなくなってしまうのでは??とハラハラしています。(>_<)

あ、この感じ。そうか。「ムムム」と感じること含めて、これはドラマにすっかりハマってる、ってところなんでしょうね。笑

 

ロミオとジュリエットの法則については、面白いからそのうちまたこのブログにも登場するかもしれませんが、

自分の伴侶と不倫相手、といった「別れてほしいと思う対象」には、「彼女とは別れてほしいの」なんて言ったらオワリってことは覚えておいて損はナシですよ。