赤ちゃんの心理学 〜2ヶ月

赤ちゃんが生後2か月の頃。

まだまだ夜は数時間ごとに授乳をするママが大半ではないでしょうか。

 

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私はこの時期に、ラジオやテレビナレーションの仕事に復帰しました。
けれど、「預かるのは生後6か月以上です。」といった施設も多く、私の当時の「悩み」は、
自分がいない間、娘の面倒を誰にみてもらうか、ということでした。

 

しかも、たった8時間程度離れているだけで、胸は張ってきて痛いし、考えるのは
「今頃私を求めて(いえ、正確に言えば私のおっぱいを求めて笑)娘は泣いているんじゃないだろうか?」
そんなことばかりでした。とても切なくなって、トイレで搾乳しながら涙が溢れたことも1度や2度ではありません。

 

仕事を持つママ。家族やいろんな人の支えで育児も頑張ることができる。
いろんな事情から、働くことを選ぶ人がいます。
もちろん私もその一人だったわけですが、

 

でも、本当は、生後2か月で「まだだれが代わりにミルクをやっても、嫌がらずに飲む」というこの時期でも…
いえ、この時期だからこそ、一緒にいてあげた方がいいんです。

 

生後2か月の赤ちゃんは

*人間の顔を認識し始めます。
ランダムに、目や鼻をめちゃくちゃに並べた絵よりも、人間の顔の形に目や鼻を配置した絵を
赤ちゃんはより長い時間じっと見て観察をします。

*この時期に、自分に食べ物を与えてくれる人間と母親というものをリンクさせ始めます。
自分に食べ物を与えてくれる人の顔を覚える=母親と認識する=母親といると安心感を覚える。
この図式が整い始めるわけですね。
この時、食べ物を与える人間と母親との関係性の結び付けがうまく起こらないと、自閉的世界に
足を踏み入れ始めてしまう、という懸念もあります。

 

つまり、理想は、ママやパパが常に側にいて世話をすること。A
第2次理想は、ご祖父やご祖母、また兄弟姉妹など、「限られた人間」がママの不在時に世話をすること。
私の場合は、結局家庭の事情もあり、依頼日ごとに別の方がいらっしゃることの多いベビーシッターさんの
お世話になりましたが、(ごめんね、娘よ!)

 

赤ちゃんと一緒にいる間は、とにかくべったりいつも離れず、精一杯愛情を注いだつもりです。

 

「理想的な育児」を知るほどに、なかなかそれが叶わなくてフラストレーションを感じちゃうママも多い
でしょうが、理想は、とにかく知るだけは知っておいて、自分なりにそれに一番近い形で育児をしていけば、
きっと大丈夫だって、私は思います。赤ちゃんは、賢いですから!

 

次回は、そんな赤ちゃんの『賢さ』にフォーカス!